通信隊にて，YBBL秋季大会予選15ブロックの準決勝が行われました．

対戦相手は，いずみ少年野球部さん．走攻守ともにそろった好チームで，2週間前に別の大会でコールド負けを喫した相手です．

現Aチームで出場する最後の大きな大会で，6年生5人にとってはこれまで頑張ってきた集大成でもあり，試合前から皆緊張と興奮が混じった良い表情をしていました．

グリーンスターズは後攻でしたが，初回・2回表に四球で出したランナーを進められ，内野ゴロの間に1点ずつを失います．

2回裏，四番の6年生がレフトへの安打で出塁すると，2盗3盗と進み，守備の乱れをついて1点を返します．

3回は両者3人で抑えると，試合が動いたのは4回．まずはいずみ少年さんが内野安打と巧みなバントヒットで走者をため，四球で無死満塁とします．ここで前進守備のショートが鋭いライナーを捕球し，サードへ送ってダブルプレーとします．ワイルドピッチで1点を失いますが，後続を抑えて1失点と流れを作ります．3回裏の攻撃では，2番打者の5年生がファースト強襲の打球をうち，出塁．続く3番は死球，4番は四球と無死満塁となります．ここで，5番打者のキャプテンが右中間に鋭い打球を放ち，走者一掃のツーベースとなります．学年に一人しか部員がいなかった頃から，ずっとチームを引っ張ってきたキャプテンの一打に，ベンチも盛り上がります．

5回表は，四球，内野安打で走者をためられ，相手の3番，4番の見事なヒットで2点を返され逆転されますが，後続をショートゴロからのホーム送球アウトに打ち取ります．5回裏，先頭打者が倒れた後に，1番打者の6年生がライト前ヒットで出塁すると，自慢の俊足をとばして2盗を決めます．2アウトとなった後，三番打者の6年生が内角高めの球を振り抜くと，ライト側のフェンスを超える2ランホームランとなり，再び逆転します．

時間により最終回となる6回，2アウトまで漕ぎ着けましたが，ここから相手の粘りに四球が続き3失点．裏の攻撃では2アウトの後，代打の6年生が粘って四球を選び，1,2塁としますが，最後はサードフライをナイスキャッチされ6-8で試合終了となりました．

最後まで1点を取り合う緊迫した試合．残念ながら勝ち切ることはできませんでしたが，ずっと頑張ってきた6年生を中心に全員が最後まで力を振り絞ったナイスゲームでした．上部大会へつながる公式戦はこれで終了してしまいましたが，まだ卒部大会など一緒に野球をできる時間が残されています．一試合一試合を大切に，監督が口にする「One for All, All for One」の精神で楽しんでもらいたいと思います．

素晴らしい試合をして頂いたいずみ少年野球部さん，YBBL大会関係者の皆様，グラウンドを提供していただいた戸塚ACFホークスさん，ありがとうございました！